① 全世界領域について、20kmメッシュの高解像度大気モデル(AGCM)を使用した高精度モデル実験出力です。データセットは現在気候(25年)と将来気候(RCP8.5、RCP2.6シナリオの21世紀末を想定した4メンバー:各30年)で構成されています。
② 高解像度の計算結果を活用することで、台風や集中豪雨などの極端現象の将来変化を高精度に評価することができます。
③ 防災、都市計画、環境保全等に関わる様々な地球温暖化対策のために、その基礎となる気候予測データを提供します。共通の予測データを用いることで、諸問題間および地域間で整合した温暖化対策の実現が期待できます。
次元の名称 | 次元の分割数 | 次元の解像度 |
---|---|---|
row | 1920 | 20 (km) |
column | 960 | 20 (km) |
vertical | 24 | 1000, 925, 850, 700, 600, 500, 400, 300, 250, 200, 150, 100, 70, 50, 30, 20, 15, 10, 7, 5, 3, 2, 1, 0.5 (hPa) |
キーワードタイプ | キーワード | シソーラス名 |
---|---|---|
theme | GLOBAL CHANGE > Global climate models | AGU |
theme | Models > GCM | GCMD_platform |
気象庁気象研究所は、文部科学省気候変動リスク情報創生プログラム(平成24~28年度)のもとで、地球温暖化対策に資する高解像度データセットを作成しました。本データセット作成のための計算は、海洋研究開発機構の地球シミュレータ特別推進課題 で行いました。このデータセットを文部科学省地球環境情報プラットホーム構築推進プログラム (DIAS) の協力を得て、無償で提供します。
データ利用規約
1. 本データ使用責任者の氏名・所属・連絡先及び利用目的を明らかにすること。
2. 第三者に再配布しないこと。
3. 本データを利用した論文・報告文には、これを利用した旨を明記する。
引用例
(和文)本研究では、文部科学省「リスク情報創生プログラム」において、地球シミュレータを用いて作成されたデータを使用した。
(英文)This study used data produced with the Earth Simulator by the Program for Risk Information on Climate Change (SOUSEI) from the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT), Japan.
免責事項
著作権ならびにその他一切の知的財産権は当該データを作成した気象庁気象研究所に属します。データの利用者が当データセットを利用して生じるいかなる損害についても、気象庁気象研究所はその責任を負うものではありません。
Mizuta, R., H. Yoshimura, H. Murakami, M. Matsueda, H. Endo, T. Ose, K. Kamiguchi, M. Hosaka, M. Sugi, S. Yukimoto, S. Kusunoki, and A. Kitoh, 2012: Climate simulations using MRI-AGCM3.2 with 20-km grid. J. Meteor. Soc. Japan, 90A, 233-258, doi:10.2151/jmsj.2012-A12.
Kitoh, A., and H. Endo, 2016: Changes in precipitation extremes projected by a 20-km mesh global atmospheric model. Weather and Climate Extremes, 11, 41−52.