陸域観測技術衛星(ALOS)は世界最大級の地球観測衛星で、地球資源衛星1号(JERS-1)および 地球観測プラットフォーム技術衛星(ADEOS)による陸域観測技術をさらに高度化し、 地図作成、地域観測、災害状況把握、資源探査等への貢献を図ることを目的としています。
PALSARは地球資源衛星1号(JERS-1)に搭載された合成開口レーダ(SAR)の機能・性能をさらに向上させたもので、天候や昼夜に影響されない能動型のマイクロ波センサです。PALSARは高分解能観測モード、観測角を可変し250~350km(スキャン数に依存)という広い観測幅を有する広観測域モード(ScanSAR)を持っています。これは、これまでのSARと比較して3~5倍の観測幅となります。なお、PALSARの開発は宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構)と(財)資源探査用観測システム研究開発機構(現一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構)の共同で行われました。
キーワードタイプ | キーワード | シソーラス名 |
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theme | Land Surface > Erosion/Sedimentation > Landslides, Land Surface > Soils > Soil Moisture/Water Content, Land Surface > Surface Radiative Properties > Reflectance, Land Surface > Topography > Landforms, Spectral/Engineering > Radar > Radar Backscatter, Spectral/Engineering > Radar > Radar Reflectivity, Spectral/Engineering > Radar > Radar Imagery, Spectral/Engineering > Radar > Return Power, Spectral/Engineering > Radar > Sensor Counts | GCMD_science |
JAXA AUIG(ALOSデータ検索・注文用システム、プロダクト注文は協定締結機関及び共同研究機関の方限定) : https://auig.eoc.jaxa.jp/
以下の処理レベルがある。
[レベル1.0]
シーン単位の切り出しを行う。
観測データは8ビットにパッキングされる。
多偏波観測モードにおいては各偏波データの分離を行う。
ScanSAR観測データに関しては各スキャンの分離を行う。
[Level 1.1]
レンジ圧縮及び1ルックアジマス圧縮を行った後の、スラントレンジ上の複素数データ。
位相情報を含んでいるため、この後の処理のベースとなる。
[Level 1.5]
レンジ圧縮及びマルチルックアジマス圧縮を行った振幅データをグランドレンジに投影し、更に選択された地図投影を行ったデータ。
ピクセルスペーシングは観測モードにより選択が可能である。
本プロダクトに含まれる緯度・経度は標高を考慮していない。